間接照明パターン別ガイド

テープライトの厚みが非常に薄くなったことで、本来、照明器具を隠すための幕板が光に干渉するようになり、照明演出の効果に影響を与える様になりました。
イメージ通りの演出をしていただく為にお役に立てるであろうポイントをいくつか挙げさせていただきました。設置の際にご参考頂ければ幸いです。

コーブ照明

演出方法 設置方法 配光イメージ ポイント
カットオフラインを強調する演出 幕板との距離(イ)が近い場合、幕板が光に干渉し、光の伸びが出ません。(イ)が長ければ光の伸びが出ます。
カットオフラインを出さずにコントラストを強調する演出 コントラストを強調する為には幕板を設置せず、演出する面を垂直に照らします。(ロ)が短ければ更にコントラストは強調されます。Ⓑにならないように側面の壁から30mm以上離して設置してください。
柔らかな印象にする演出 演出する面を直接照らさず、幕板から一旦壁を照らし、演出面を2次光で照らすことでカットオフラインの無い、柔らかな演出ができます。壁を白色で仕上げることで明るさを増すことが可能になります。

コーニス照明

演出方法 設置方法 配光イメージ ポイント
カットオフラインを強調する演出 演出面の横の面にカットオフラインが出るので、そのラインが他の構造物等に干渉しないようご留意ください。見上げた時に器具が目に入らないようにするための(イ)の目安は(ロ)の半分以下です。
柔らかな印象にする演出 演出面の横の面にカットオフラインが出にくい設置方法です。(ハ)が短い場合は光の溜まりが強調されます。

足元間接照明

演出方法 設置方法 配光イメージ ポイント
カットオフラインを強調する演出 床面に照明が映り込まないよう、床面の素材に配慮いただくか(イ)が極力短くなるよう設置してください。Ⓐは映り込みが出たパターンです。
柔らかな印象にする演出 床面への映り込みがなく、什器下に間接照明を入れていただく上で、一般的に推奨される設置方法です。階段の下に設置される際には剥がれの原因にならないようリード線の固定をしっかりとしてください。

その他の演出

演出方法 設置方法 配光イメージ ポイント
鏡の後ろの照明の演出 鏡の後ろから壁面を照らす場合、①のように設置すると横の面に不快なカットオフラインが現れる場合があります。②のように設置することにより解消されますのでご検討ください。